年末調整で終わらせると、あなたは損をします。

体外受精にかかる費用は、医師の診療の対価であれば医療費控除の対象になります。採卵、培養、胚移植、麻酔にかかる費用はすべて含まれます。人工授精や顕微授精も同様に対象です。
参考)不妊治療の費用は医療費控除の対象になる?対象外となる費用、い…
一方で、健康食品やサプリメント代は対象外です。目的が「治療」かどうかが判断基準になります。つまり医師が治療の一環として指示したものだけが対象です。
通院にかかった電車やバスの交通費も、実は医療費控除に含められます。ただし自家用車のガソリン代や駐車料金は対象外です。この違いを知らないと、数万円分の交通費を申告し忘れることになります。
領収書だけでなく、通院日をメモしておくと交通費の計算がスムーズです。スマホのカレンダーアプリに通院日を記録しておくのがおすすめです。
助成金をもらったら医療費控除は使えない、と思い込んでいる人は多いです。しかし実際は、支払った医療費から助成金・給付金を差し引いた「自己負担分」が控除の対象になります。
参考)「医療費控除」について|ブログ|横浜市にある不妊治療を専門の…
例えば体外受精に80万円かかり、助成金で30万円受け取った場合、残り50万円が医療費控除の計算対象です。助成金があっても損はしないということですね。
自治体によって助成金の金額や条件は異なります。お住まいの市区町村の窓口やホームページで、対象治療と上限額を確認しておくと安心です。
会社員の場合、年末調整だけで済ませてしまう人が少なくありません。しかし医療費控除は年末調整の対象外で、必ず確定申告が必要です。
参考)https://hoken-room.jp/medical/4178
申告先は住所地を管轄する税務署です。国税庁の「医療費控除の明細書」を作成し、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費をまとめます。
年間所得が200万円以上なら、10万円を超えた部分が控除対象です。所得が200万円未満の場合は、所得の5%を超えた部分が対象になります。この基準を知らないと、対象外だと思って申告を諦めてしまう人もいます。
家族分の医療費も合算できるのが原則です。夫婦で不妊治療を受けている場合、まとめて申告した方が控除額が増えるケースが多いです。
多くの記事は「対象費用」の説明で終わりますが、実務上もっと重要なのは記録の残し方です。体外受精は通院回数が多く、レシートや領収書が分散しやすい治療です。
領収書を月ごとにクリアファイルへ分けて保管する、または表計算ソフトに日付・金額・医療機関名を随時入力しておく方法が有効です。確定申告の時期にまとめて整理しようとすると、記憶が薄れて交通費や薬代の記載漏れが起きやすくなります。
申告漏れに気づいた場合でも、過去5年分は遡って申告できます。つまり今年分の記録が不十分でも、来年以降にきちんと記録を残せば取り返せます。
医療機関から発行される診療費明細書は、年間の合計額が一目でわかる形式のものもあります。クリニックの窓口やマイページで発行可能か確認しておくと、確定申告の作業がぐっと楽になります。
還付金額は「医療費控除額×所得税率」で計算されます。例えば控除額が40万円で所得税率が20%なら、還付金は8万円程度になる計算です。
これはイメージしやすく言うと、家族旅行1回分の予算がそのまま戻ってくるようなものです。決して小さな金額ではありません。
住民税も軽減される点は意外と知られていません。所得税の還付だけでなく、翌年の住民税が下がることで、実質的な負担軽減効果はさらに大きくなります。
参考)https://hoken-room.jp/medical/7636
還付金の受け取りには、確定申告後1〜2か月程度かかるのが一般的です。申告時期が集中する2月〜3月は税務署も混雑するため、e-Taxでの申告を検討すると手続きがスムーズです。
国税庁による不妊治療費・人工授精費用の医療費控除対象の公式見解はこちら
自治体の不妊治療助成金と医療費控除の取り扱いについての国税庁回答はこちら
【指定医薬部外品】リポビタンDX 300錠(100日分) 大正製薬 【Amazon.co.jp限定】 疲労回復 体力維持 栄養補給 タウリン・ビタミンB群・グリシン・シゴカ配合