👀
レビー小体型認知症では、人物や虫などの有形幻視が早期からみられやすく、本人にとっては現実の体験として受け止められます。否定せず、安心できる言葉かけと照明調整を組み合わせることが基本で、誤認や妄想への波及を防ぐ視点が重要です。幻視の内容、出現時間帯、恐怖の強さを観察し、環境要因も含めて記録します。
🚶
パーキンソニズム、動作緩慢、姿勢不安定、起立性低血圧が重なるため、転倒は看護上の重要課題です。歩行補助具の適合、段差や動線の整理、急がせない介助、後方からの急な接触を避ける配慮が有効です。転倒後の外傷や骨折の見逃しを防ぐため、歩行状況だけでなく疼痛や活動性も継続評価します。
🩺
レビー小体型認知症は薬剤への過敏性があり、抗精神病薬や抗コリン作用の強い薬剤で症状悪化が起こりえます。内服後の傾眠、ふらつき、意識変容、パーキンソン症状の増悪を早く拾い、処方の再評価につなげることが大切です。BPSDへの対応では、まず身体要因や環境要因を見直し、薬物は最小限で検討します。
🌙
レム睡眠行動障害、昼夜逆転、日中の過眠は初期から手がかりになり、せん妄との見分けでも重要です。夜間の騒音や明るさを抑え、日中は離床と活動を促して生活リズムを整えることが看護の軸になります。睡眠状況は幻視や不穏の増悪と結びつくため、時間帯ごとの観察が役立ちます。
🤝
認知機能の変動があるため、できる時とできない時を前提に支援計画を立てる必要があります。家族には症状の波、転倒リスク、幻視への対応、服薬時の注意点を共有し、介護負担の見立てまで含めて支援します。家族の睡眠不足や不安が強い場合は、退院後の生活を見据えた連携が重要です。