参考)絶縁抵抗計メガーの使い方を実体験交えてわかりやすく説明!
メガーは通常のテスターよりも強い電圧を使うため、最初に「電源が完全に切れているか」を確認する流れが重要です。
また、測定作業を始める前に、どの回路をどの範囲まで切り離すのかを図面で明確にしておくと、誤測定を防ぎやすくなります。
接続の基本はシンプルですが、黒の接続が甘いと、実際より良い値や不安定な値を拾うことがあります。
そのため、いきなり測定に進まず、まずアースチェックを入れておくと、現場での再測定を減らせます。
この確認を丁寧に行うだけで、読み値の信頼性がかなり変わります。
たとえば低圧の設備や機器では比較的低いレンジを選び、動力回路や設備条件によってはより高いレンジを使うことがあります。
意外に見落とされやすいのは、同じ設備でも新設時と保全時で見方が変わる点です。
新しい設備なのにぎりぎりの値しか出ない場合は、単なる合格ではなく、施工不良や水分混入などの背景を疑う視点が必要です。
絶縁抵抗の合否は「基準を下回らないこと」が出発点ですが、保守の現場ではそれだけでは不十分です。
長期記録を並べてみると、まだ基準内でも少しずつ低下している設備を早めに拾えることがあります。
これは見た目ではわかりにくい劣化を先回りする上でかなり有効で、設備トラブルの予防につながります。
また、医療機関では停止できない設備も多いため、点検タイミングをそろえた比較がより重要になります。
測定が終わった直後の回路には、見えない電荷が残ることがあります。
その状態で触れると感電の危険があるため、放電は「測定の後処理」ではなく、手順の一部として扱うべきです。
特に配線が長い回路や容量の大きい機器では、放電完了までの確認を省かないことが大切です。
なお、自動放電機能を備えた機種は、安全と効率の両面で有用ですが、それでも最終確認を省略してよいわけではありません。